バディ・マイルスが死んじゃったね。
この間のマイク・ワットとのニュー・バンドで京都に来た時にクレイマーに紹介されたことは前に書いてけど、先日そのクレイマーからメールが来た。
別にたいした用があるわけでもなく単ある挨拶。日本であったいろんな人とごっちゃになってるかとおもえばそうでもなくちゃんと誰だか覚えててくれてるみたい。
マメだなー。クレイマーに関しては良い噂を聞いたことがなく、いろんなトラブルもあるように聞く。
何年間か前にヒュー・ホッパーと一緒に来日したときにファンダンゴで見たけど、ライヴは良かったのに終わってすぐのちょっとみっともない姿を見て軽く失望したものだった。
でもこの間会ったときには印象がえらい変わっていた。
なんかストイックで神経質そうな容貌になって別人かと思った。
やっぱりいろいろ苦労してるんだなー、と余計なことだけど思ってしまった。
昨年のドット・アリスンの新譜でのプロデュースで久しぶりに名前を聞いたもんな。
クレイマーのやっていたシミー・ディスクはとても好きなレーベルで、ファッグスのチュリ・クプフェルバーグやダニエル・ジョンストン等々リリースしているミュージシャンもとても魅力的なな人達ばかりだった。
ギャラクシー500だってクレイマーが見つけてきたようなものだし。
その中でも一番好きだったのはクレイマーとアン・マグヌソンのbongwater。
アンの怒濤のように語られる(歌われる)詩とクレイマーの全てがどこか歪んだサイケデリックな音がベスト・マッチの良いグループだった。
公私でのパートナーだったアンに去られてからは元気も創作欲もなくなったようで、スタジオがノイズ・ニューヨークからノイズ・ニュージャージーに変わる頃にはどうしようもないバンドを適当にプロデュースしたようなものばかりになってシミーももうだめだな、と思っていた。
アンもソロを出しているけどそれもbongwaterほどのインパクトはない。
「パニック・ルーム」で顔を見たときにはうれしかったけど。(ジョディ・フォスターにパニック・ルームの説明をする女性がアン・マグヌソン)
もうだめだと思ったクレイマーがドット・アリスンのプロデュースで久しぶりに、また有能なプロデューサーとして帰ってきたのはうれしかった。
クレイマーの悪い噂は全てお金がらみ。でも自分でスタジオとレーベルを運営していく苦労というのは想像以上と思うので、その苦労は何となく分かる気もする。
だからニューヨークからニュージャージーに移ったときには、当に都落ちっぽくてシミー・ディスクのファンとしては何とも言えない気持ちだった。
しかし元気そうで良かった。またいろいろやって欲しい。

