まとめて2

 風邪をおして温泉に行ったつけか、鼻の奥から血膿が出るような状態が続き、楽しみにしていたジョアンナ・ニュウーサムのライヴを欠席。
しかし意地でもロードリー・ディビスは見ておこうと、その翌日に会場の東山五条へ。


 木下和重 violin+宇波拓、ロビン・ヘイワード+ロードリ・デイヴィス、ジャン=リュック・ギオネ+村山政二郎という順番の3セット。

 どれもかなり静かめの演奏。どれもそれぞれ面白かったのだけど、ロビン・ヘイワード+ロードリ・デイヴィスのセットが一番楽しめた。殆ど指で弦をはじくことなくe-bowや弓でハープを弾くロードリーと、呼吸音を増幅する装置としてチューバを使っているかのようなロビンの演奏は、静かではあったけどかなりアグレッシヴに感じられた。

 続くジャン=リュック・ギオネ+村山政二郎の演奏で引っかかったことがあった。途中、村山さんのシンバルを弓で擦る音と、ギオネのサックスが、それぞれの音の周波数をずらしてモジュレーションを起こすような演奏をしたときだ。

 それまでの演奏が、ギオネの多彩なテクニックによるいろんな音と村山さんのひとつの音を微妙に変化させていくやり方でとても面白かったのだけど、その時、モジュレーションを起こす、というひとつの目的に向かった演奏になった(と思った)瞬間、自分の興味が離れていくのを感じた。
 
 その瞬間、演奏がとても痩せたものに思えてしまったのだ。

 自分が何をどう面白いと思っているのか、何に興味が向いているのか、後で随分考えてしまった。

 

 東京での「幽閉者」発売記念ライヴ、映画「幽閉者」、京都でのカヒミ・カリイさんのコンサート等々、また続きます。

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