ロック画報

 何故か、スタジオ・ヴォイスとロック画報が毎号送られてくる。

 どちらも過去に一回原稿書いただけなのに送られてくる理由がちょっと見あたらないのだが。


 送っていただくのは有り難いのだけど、正直ロック画報に関しては編集方針にちょっと疑問がある。

 ときどきこちらのCDのレビューもしてくれて有り難いのだけども。

 連載コラムの面白さや特集の着眼点の面白さに比べ、肝心の特集の記事が、いつもある世界に閉じ困った人達にしか訴えてないように思えるのだ。

 それが今号の裸のラリーズ特集に顕著に出ているように思えてならない。

 だいたい裸のラリーズになんの興味のない人間からしたら、30年以上の歴史があるくせに正規盤3枚だけ、しかもライヴは何年もやっていない、というようなバンドを特集する必然性が今あるのかどうか、ということがまったくわからない。

 ブートが沢山出ているようだし、ロック画報にはなんとそのブートのディスコグラフィまで載っている。

 え〜と、普通に考えます。

 ブートというのはミュージシャンの承諾無しに、しかもミュージシャンに当然与えられるその利益の供与も無しにやっているものです。
 法律違反だとか著作権違反だとかいうまえにすこぶる礼儀に反しているし、また本人が認めていない音源など、そもそもその本人の出している音とは言えないと思う。

 そういうものを少なくとも音楽の情報を流している雑誌が掲載すること自体おかしくないのかな?

 しかも日本のバンドだし。訴えられないのかな。ブートを宣伝している雑誌だって同罪のような気がするけど。

 ピンク・チラシを印刷している印刷所だって捕まるのだから。

 編集長の加藤さん(今号で編集長は退任されるらしいけど)は旧知の仲だから、悪くは言えないけど、神経を疑う。編集センスを疑う。

 ブート・リリース・ラッシュが企画のきっかけならば(そうとしか思えないけど)雑誌としての存在意義そのものも考えなおした方が良いと思う。

 ずっと気になっていたある狭い世間(しかもその世間は絶対に他の世界には目を向けることがない)にしか向けていない編集方針が顕著に出た号だと思った。

 悪いけど送ってもらわなかったら絶対に手にしない雑誌の一つではあるのだ。

 映画特集の号での三上寛さんのインタビューみたいなすごい記事も時々あるのにな。

“ロック画報” への19件の返信

  1.  こんばんは。9月7日の石橋さんのブログにコメントを書き込んだ「高志」と申します。

     あまり人の上げ足を取る事は、僕自身、嫌なのですが、9月28日の石橋さんのブログでの、

    >ずっと気になっていたある狭い世間(しかもその世間は絶対に他の世界には目を向けることがない)にしか向けていない編集方針が顕著に出た号だと思った。

     という文章は、石橋さんのブログにも、当てはまる様な気がしてならないのです。僕の様な若造が、偉そうな事を書いてしまって、申し訳ないですが。 

     実際、石橋さんのブログに対して、コメントを書いている人たちは、FMN SOUND FACTORYの関係者が、関心のある方が、ほとんどの様に思います。

     せっかく大友さんやラブジョイの様な、優れた表現を行うアーティストがいるのに、身内でかたまってしまっている様に僕には感じるのです。なんというか、宝の持ち腐れというか、非常にもったいないと思います。
     
     石橋さんは、ロック画報・裸のラリーズ特集に対して、

     >だいたい裸のラリーズになんの興味のない人間からしたら、30年以上の歴史があるくせに正規盤3枚だけ、しかもライヴは何年もやっていない、というようなバンドを特集する必然性が今あるのかどうか、ということがまったくわからない。

     と書いておられます。僕も石橋さんの意見に同意します。
     (9月7日に僕は、ラリーズや村八分について書きましたが、僕自身は彼等の作品を2006年現在、聴く必然性を感じないし、実際、彼等の作品は、じつは一枚も持っていません。)

     ところがロック画報は2006年現在、聴く必然性の無いバンドの特集をしているわけです。

     誰かロック画報の関係者に「今ラリーズ特集を組む必然性など無いぞ」と言える人は居ないのでしょうか?

     本来なら批評家が、そのあたりを、説明するべきだとおもいますが、最近の「批評家」を名乗る人達は、自分の「好き嫌い」ばかり書いて、「音楽の必然性」について、考えもしていないように思います。(まあ、僕だけがそう思っているだけかも知れませんが)

     今、僕は、この様にして音楽は形骸化し、滅んでいくのかな、と思っています。

     一体、どうしたらいいのだろう・・

     ・・・すみません、なんだか取り留めのない感想文になってしまいました。こういう事を書き込んでも、石橋さんにしても、何とも答えようがないでしょうし・・

     

     

     

     

     
     

  2. 高志さん、こんにちは、

     たしかにこのブログを読んでいる人達はF.M.N.に関心のある人達しか読んでいないのかもしれませんが、でも記事の内容は「ある層」にだけ向けて書いているつもりではありません。

     F.M.N.にはそれほど興味のない人達にもなるべく興味を持ってもらえるように思って書いてます。力不足の部分はありますが。

     最初から同じ興味を持つ範囲内の人に向けて書くのと、違う興味を持つ人達にも考えていることが伝わるように書いているのとでは大きく違うと思います。
     
     そういう意味ではロック画報の多くの記事と、このブログとでは立っている位置が全く違うと思っています。

     身内で固まっているように見えますか。そうなのかなー。もしそうだとしたら考えないといけませんね。

  3. 返答有難う御座います。

    JOJO広重さんのブログ

    http://www.kt.rim.or.jp/~jojo_h/ar/p_diary/diary.html

    個人的な話で恐縮なのですが、
    最近僕は何故「音楽」を聴いているのか、わからなくなっている。
    そもそもなぜ「音楽」を聴きだしたのだろう。
    なぜ音楽を欲しているのだろう。
    一体「ロック」とはなんなのか?
    今号のロック画報を読んで「面白い」と思う人と、
    「下らない」と思う僕の違いは何なのだろう?

    池玲子に続け!お色気ジャケットシリーズ第2・3弾発売決定!お次は谷ナオミと桑原幸子!!

    http://bridge-inc.net/news/index.php?mode=res_view&no=15

    何故「池玲子」だの「谷ナオミ」といった人達のアルバムが再発されているのだろう。
    どう考えても、現在再発される必要のある「音楽」では無いのは目に見えている。
    大体、今年で30歳の僕には「池玲子」なんて誰なのかわからない。
    こんなもの再発して喜んでいる人って何なのだろう。
    しかし、需要があるから再発されるわけだし・・・

    最近、音楽を聴くのが、何だか苦痛だ。

    すみません。とりとめの無い、独り言になってしまいました。

  4. 好き嫌いで何が悪いのだろう。

    所詮自分たちも・・・ではないのでしょうか?

    何か高いところからものを言っているように聞こえてなりません。

    画報が好きでやってるならそれでいい。
    買う買わないは個人の自由。

    ブートの利権絡みと決めて掛かって批判する人たちの方が、
    淋しい。

    ならばすべての音楽にまつわる当為は、ボランティアで
    行なうべきだ。

  5. 上の当為は、所為の間違いです。すみません。

    とにかく、広重さんのブログにおいて特に目立つのですが、
    自説の正当さの根拠として、他者を貶めるのも
    辞めるべきです。

  6. ピースさん、コメント有り難うございます。

    自説の正当性のために他者を貶めているつもりはありません。
    もし、そう見えるのならば文章力の無さですね。

    おかしいと思うことをおかしいとちゃんと言う。そういうことが自分のやりたいことがなんであるかはっきり自分でわかります。
    自分のためでもあります。

    買う買わないは個人の自由、たしかにそうかもしれませんが、ブートを堂々と紹介して、またそれを堂々と売る商店があり、またそれを買って堂々としているリスナーが居る、それをおかしい、と言ってどうして上からものを言っていることになるのでしょうか?ピースさんのコメントでは、それはちょっと納得がいきませんでした。

    広重君の文章にしてももっとちゃんと読んで欲しいと思います。他人を貶めているのではなく、自分も含めて他人と自分との関係においてどう音楽に関わるかということを書いていると思います。でも広重君の性格ではそう読み込むことは難しいのかもしれませんが、しっかり読めばわかるのではないと思います。
    このブログでも同じつもりです。

    >ならばすべての音楽にまつわる所為は、ボランティアで
    行なうべきだ。>
    申し訳ありませんが、この部分は理解に苦しみます。ボランティアという言葉がどういう意味で使われているのかよくわかりません。

    自身の生活と引き替えにレーベルをやっていくということを生活として(生計を立てる手段としてではなく、自身の生活の主軸として)選んだ人間としてはいつも大きな迷いがあります。矛盾のある言い方ですがそうとしか言えません。

    いろんなことにおかしいと思うときいつも、では自分のやっていることに意味はあるのか?という自問自答を内包しています。

    答えが出るわけではないのですがね。

    とにかくピースさんのようにコメントを出して下さると有り難いです。
    自説が必ずしも正しいとは思っていません。いろんな人の意見を聞くのは大変考えさせられます。

    ※申し訳ありませんが一部後で削除させていただきました。
    他人のことを根拠無しで書いた部分がありましたので。

  7. 単なる読者です。
    読んでいて、おかしいなと思ったので、書いてみます。

    ピースさんの
    >好き嫌いで何が悪いのだろう。
    の言葉のほうが、よっぽどえらそうです。
    自問したことのない人の言葉に見えますし、ピースさんは石橋さんの文章も広重さんの文章も理解できていないように思えます。

    好き嫌いで判断するなら、ピースさんにとっての音楽などその程度のものなのかなと思えます。
    (たぶん違うのでしょうけれど/だからここにコメントしているのですよね)

    >何か高いところからものを言っているように聞こえてなりません
    石橋さんの文章がそんなふうに読めるなんて、そちらのほうこそ信じられません。自分のほうは匿名でいながら、むしろこの発言のほうが失礼だと思います。

    それにピースさんは間違っています。ロック画報にはuniviveらの商品は「ブート」である旨、ちゃんと書いてあります。もし本当に水谷氏公認なら、ブートではないのかもしれませんが、それならそれでなんだかおかしいと思います。リスナーをバカにしているような気さえしてきます。

    以上、書くべきではないかなとも思いましたが、おかしいなと思うことはおかしいのではないかと書くべきかなと思い、書きました。

    失礼しました。

  8. 書き忘れていました

    >ならばすべての音楽にまつわる当為は、ボランティアで行なうべきだ。
    ピースさんのこの発言、非常に不快です。
    ピースさんは「ボランティア」をしたこともなければ、ボランティアの意味もわかっていないのではないでしょうか。

    それに音楽とお金の関係は、非常に微妙な関係にあると思いますし、人前で演奏するすべてプレーヤーにとっての大きな課題になっているのだと思います。
    そういった自問のない演奏者や、そういったものをわかった上で演奏していたはずの方が裏切ったような行為をすることに対して、石橋さんや広重さんは疑問におもっておられるのではないかと、私は思っています。

    以上、くどかったかもしれませんが、書かせていただきました。
    失礼しました。

  9. ご意見どうもありがとうございます。

    概ね、了解しました。

    ただ、中川さんへの反論は山ほどあるのですが、
    この場でそれをしてしまうと、
    石橋さんはもとより、他の来訪者の皆さんにも
    ご迷惑となるので、この件についてはもう触りません。

    ま、私の書き込み自体もかなりはしょっていて、
    真意が伝わっていない点がありますので、お詫びします。

  10. 僕は裸のラリーズの特集号、非常に楽しめました。何しろ、情報が少ないバンドなので、僕のようなリアルタイムで接していない若いファンにとってはとても助かります。石橋さんのおっしゃる狭い世界に閉じこもった人間がどんな人のことを指すのか分からないし、僕もその一人なのかもしれませんが、必要としている人間がいるかぎり、その雑誌の存在意義はあると思います。

  11. wireさん、コメント有り難うございます。

    >必要としている人間がいるかぎり、その雑誌の存在意義はあると思います。>

     確かにそうですね。気分を悪くされたようならお詫びします。

     ただ、雑誌の存在意義について書いたのはラリーズを特集したことに対してではなく、ブートを堂々と紹介していることに対してです。
     ブートを堂々と紹介するような音楽雑誌など、やはり存在して欲しくはありません。

  12. どうも文章を読み違えていたようです、すいません。
    そうですね、確かに音楽誌として、問題のある行為だと僕も思います。
    しかし、ラリーズはオフィシャル版が手に入りらいのでどうしてもファンはブート盤を買わざるをえない状況にあります。そんな人間にとって、あのディスコグラフィはとても助かるというのもまた事実です。

  13. もう、最後のレスから1年近くたってて今さらながらですが、
    思うところのある点が一つあったので、誰も読んでないのを承知で書き込みます。
    ラリーズなどは今、聴く必然性のないバンドだとおっしゃってる方がおられましたが、
    では今聴く必然性のある音楽とは?
    なぜラリーズなどは今聴く必然性がないと言えるのか?

    こう問うとまあ、レス内容をよく読めとか、それが解らない奴には…云々のあげ足取りまがいの返答が来たりするのだろうけど、
    あえてダイクレトに質問してみたい。が、
    もうこの話題自体風化しちゃってるよね…

  14. こんにちは、

    私が書いたことに関してのみですが。

     必然性云々に関しては、30年以上やっているのに正規盤3枚だけでしかもライヴはもう何年もやっていないようなバンドを、ブートが沢山出たからといって、雑誌で特集する必然性がわからない、ということです。

     今聴く必然性、ということが実はよくわかりません。誰が何を聴いても良いと思うし、そういう状況であって欲しいと思います。

     ただ個人的にはラリーズには何の興味も持てないということです。

     そのこととは別で、音楽そのものではなくバンドが妙に神格化や伝説化されてしまい、異常な値段でその音楽が生み出した物が取引されているのはやはりおかしなことだと思ってます。

     レアだというだけの理由でノイズのカセットが数万円で取引されていたり、正規盤も禄に無いから7000円以上もするブートでしか聴くことができないようなバンドが雑誌で特集されたりするようなことが正直おかしいと思って書きました。

  15. ブート云々、伝説云々などの事に関しては
    自分も疑問点は多々あります。
    それらの状況を否定するのはわかります。

    問題なのは、ラリーズの音楽ではなく
    それを取り巻くそういった状況なんじゃないでしょうか?

    そういう状況だから、ラリーズの音楽など必然性はないと言えるのでしょうか?

    誰が何を聴いても良いと思うなら、
    ラリーズの音楽を聴く必然性だってあるんじゃないでしょうか?
    興味をもったのなら聴く必然性が出てくるのではないのでしょうか?

    別に僕自身、熱心なラリーズ信者というワケではありませんので、
    石橋さんがラリーズに全く興味がない事には何ら文句はありませんが、
    これらのレスのやり取りをみて、自分にはそういった疑問が沸いてしまったという事です。

  16.  繰り返しますがラリーズの音楽を聴く必然性がないとは言ってません。
     ロック画報がラリーズを今特集する必然性が分からない、と言っているのです。

     ラリーズを聴く人がいても別にいいんですよ。ライヴも普通にやって普通の値段でCD出してくれるならもっと良いと思います。
     他のレスのないようにはなんともコメントができませんがあくまで個人的にはそう思ってます。

     
     ただ、ラリーズには自らを伝説化しようとする意図が見えるのが興味のない理由の一つではあります。7000円もするブートが出回っているのにその配給を止めようとしないところとか。

     なにかの音楽を聴く必然性云々に関しては本当によく分かりません。絶対に聴かなければならない音楽などはないと思います。あるとするならばあくまで個人的なことで、だから誰が何を聴いても良いと思います。

     だめとか違うとかではなくおかしいと思ったということなんです。

  17. 言わんとしてる事に異論はないです。

    ラリーズを聴く必然性がないとの意見に関しては、石橋さんがした意見ではないので、石橋さんに言ってもしょうがないですね。

    ラリーズは現在聴く必然性の音楽ではないと言ってた人がいたので、
    では、今聴く必然性のある音楽とは一体・・・??
    と、疑問になったわけです。

    意見をした主でもない方と意見し合ってもかみ合わないので、これはここで止めておきますね。

  18. あと、
    返答を下さってありがとうございます。

    たまたまネットを閲覧しててここにたどり着いたので、
    思った事をついレスした次第です。

    最後のレスからだいぶ時間がたってたのでもう返答は来ないかと思いました。

  19.  いや、こちらこそ。

     実名で他人の批判を書いてますから、明らかに発言者が責任を持とうとしていないコメント以外にはちゃんと返答しないといけないと思ってるだけです。

     聴く必然性、ということにはずいぶん考えさせられたので逆に感謝してます。
     

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。