先日のパスカルズ京都公演の時購入した坂本さんの新譜。「緑子」という13年かけて色鉛筆だけで3万枚超の絵を作者一人で書いたアニメーションのサントラ盤。
これがよくて昨日から5回ほど繰り返し聴いている。
サントラ盤なので1曲は短い。
1曲目のウクレレとリコーダーの曲で、なんか和やかなアルバムかと思ったら2曲目の不穏なブラスの音でその印象はがらっと変わった。
その後の流れがもう音楽だけで一つの物語りができてるかのよう。
ラストの緑子クロージングテーマの大感動に集約される。しかもそれも余韻を引きずることなくブツッとぶった切られるかのように終わるものだから、また最初から全体を聴きたくなってしまう。
24曲入りだけどこれは1曲といってもいいな。組曲。
サントラは映画の感動を反芻するものでもあるけど、映画を見ずとも、もう一つの別の物語を形成出来るくらい力のあるものが本当に優れたサントラアルバムだと思う。
坂本さんの持っているリリカルさは単に叙情的なだけでなく、裏にある残酷さや汚れも引き受けたリリシズム(と言って良いのかな?)だと思うが、ラストのクロージングテーマはそれが顕著に出た名曲、そしてそれに至る過程の曲も全て聴き所がある。
映画もトレイラーを見る限りでも素晴らしそう。映画を見た後このアルバムがどう聴こえるか、楽しみだ。
member:
川口義之(Recorder, Ukulele, SopranoSax, AltoSax, TenorSax, BaritoneSax)
小森慶子(Clarinet, BassClarinet, SopranoSax, AltoSax, TenorSax)
関島岳郎(Tuba, Trumpet, Tomomin, Casiotone)
阿部美緒(Violin)
向島ゆり子(Violin,Viola)
成井幹子(Viola)
三木黄太(Cello)
八木美知依(21絃箏 21-string koto, 17絃箏 17-string bass koto)
高良久美子(Vibraphone, Marimba, Glockenspiel, Timpani, Cymbal, Waterhorn)
一樂誉志幸(Percussion)
栗木健(Percussion)

