後悔

この間のshin-biでの安田くんと細馬さんの「コードシンコーミュージック」の時に、RCS(ルネッサンス・シネマ・ステーション)社長のS氏と久しぶりにあった。

 Sくんが大学時代に自習上映団体を主宰し西部講堂で自主企画をやっていたいた頃からの知り合い。

 RCSがずっと上映企画を行っていたみなみ会館から撤退したのは知っていたけど、なんと撤退しただけではなくてRCS自体をやめてしまったとのこと。

 今までの負債も大きいし拠点となる上映館からも撤退したし、一度映画の世界から身を引くということらしい。

 S君の映画に対する愛情と情熱はよく知ってるつもりだったので、何と言っていいかわからなかった。

 RCSの企画にはいつもS社長の映画に対する考えや愛情が表れていていつも興味深く上映スケジュールを見ていた。

 でも上映スケジュールを見ていただけ。みなみ会館は交通の便が悪い、すこし行きづらいというイメージがあって、いつもいくにはちょっとしんどいなー、今度にしよう、と思ってなかなか行かなかった。

 その結果がみなみ会館からの撤退、RCSの廃業という事態だ。

 別に一人くらい行ったからといってどうなったわけでもないとは思う。
 しかし行かなかった果てのその結果の後悔は大きい。
 
 京都から良心的な上映団体が一つ無くなったのだ。これはとても大きいことだと思う。
 友人が会社を閉めたということ以上にそのことのショックは大きい。
 
 面倒くさい、ちょっとしんどい、だから行くのをやめた。その結果の大きさに驚いている。
 Sくんだってみなみ会館を撤退してもどこかでまたやってくれるさ、と気軽に思っていたのも恥ずかしい。

 見たいものや聴きたいものをなくさないために、少しくらいのしんどさや面倒くささに負けてしまうのはやめよう。本当にそう思った。
 ライヴだってお客さんがたとえ4人だって3人とは大きな違いがある。見たり聴いたりする側だって一人の力は大きいのだ。

 Sくんは負債をなくせたらもう一度映画の世界にかえってきたいと言っていた。もしその時が来れば今度こそ良いお客として通いたい。
 

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