4月その1

 いままで書き込みできなかった4月のいろいろ。

 4月6日。ATOMIC@RAG。ATOMICはもちろん文句なし。RAGは以前行ったときにライヴ中に追加オーダーの催促が激しくて、それ以来行っていない。今回はそういうことはなかったけど。
 RAGはジャズ系のライヴ・ハウスだけどいちいちスケジュールに「ロック」だの「ジャズ」だのジャンル名をつけてる。(最近は全部にはつけてないみたいですね。ちょっと変わったのかな)他の場所だけど「青春パンク」ってジャンル付けしてるところもある。そんな風に簡単に言われて出る人たちはいいのかね。

 なにかを聴いて「感動」するのは当然だけど、TVのせいかつまらない映画のせいか「感動」がただの「娯楽」になってる。いや娯楽でいいのだけど。でも本当の「感動」や「娯楽」はいたたまれなくなったりどうして良いか分からなくて不安になったりすることだってある。それが次に動ける原動力になる。

 島田紳助みたいに金も権力も握った人間がTVで「次の娯楽は感動だ」といってるような強者の暇つぶしみたいな「感動」ばかりが増えてる気がするけど。
 横になってポテチ食いながら涙流してもそんなのを「感動してる」とは言わないわな。

 だからお店の事情もあるのだろうけど食事やお酒のついでに音楽でも楽しみましょ、というような感じの所には行きたくもない。前回行ったときのRAGは追加オーダー攻撃があまりに激しくてそれでそう思ったんだけど。

 9日はアバンギルドのオリジナル企画「ふたつのうた」でbikkeとゑでぃ。シンガーが数珠繋ぎで次の共演者を選ぶ月1企画。良い企画ですよね。集客にはなかなかつながらないのはソロ・シンガーがふたり出演するだけで地味だからかもしれないけどこういうのにもっと人が沢山来てくれるようになって欲しい。
 ゑでぃのソロは相変わらず素晴らしい。何回もここで書いているけどえでぃまあこんの素晴らしさをもっと多くの人が知って欲しい。自分のレーベルから出してるわけじゃないけどね。
 bikkeとゑでぃの「太いポッキーズ」、またやるんかな。1曲だけの共作ではもったいない。

 11日は吉田屋おかみ宅でのお花見。ロンドンから里帰り中のエッセイスト入江敦彦さんに初めてお会いしました。失礼だけど文章で想像していたルックスとはちょっと違ってて驚いた。(秘密だけどある人が「○○○○(書けません)」みたいやろ、と言ってたけどそのとおりの印象。)でもお話ししたら当然だけど文章そのまんまの入江敦彦さんでしたね。フジ・ロックに毎年いらっしゃってる京大のI先生夫妻ともゆっくりお話しできました。聴いてる音楽の志向がお互い近いので楽しかったです。

 14日ははじめていく出町ソクラテスでのculpis企画、ノルウェーから来日中のラッセ(jaz(z)kammer,インキャパシタンツのボックスを作ったpicadiscの主宰者でもある)出演のイヴェント。
 ノイズ・イヴェントだけど唯一ノイズ・インプロ系でなかったdeieがおもしろかった。でもラッセも含めてノイズ・インプロ勢は今ひとつ。音を出す思考の速度が遅い。聴いている方の思考の速度の方が早いんだからそれを追い越すスピードがないと物足りない。でもこういう自主企画はどんどんやって欲しい。回数をこなせばどんどん良くなっていくはずだし。こちらも行ける限りはおつきあいしますよ。

 風邪か喉の腫れがひどく熱もあるのでそれ以降は次回に。

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