伝説とか神とか

簡単にそういうことを言うんじゃない、と思う。


 音楽には簡単に伝説が生まれるし、その伝説の寿命は精々10〜20年程度の軽い伝説だ。そんなものは時がたてば伝説じゃなくて単なる昔話にしかならない。

 そして簡単に「神」とみなして判断を停止するな、と思う。

 思うに簡単に「伝説」や「神」にしてしまえば後の判断をしなくて楽なものんだからそうしてるだけだ。

 「神」だと思えば後は無条件で受け入れればいいだけで、そのものに対する分析批評はしなくてすむ。

 そうした判断停止の状態の中での狭いコミュニティの中でのみ通じる「伝説」や「神」としての音楽を語る。

 どんなに好きなものでもそれがどういうものであるのか考え続けることは必要不可欠なことだと思う。それは聴く側だけのことではなく、音楽を提供する側にだって影響することなのだ。

 本当に好きなら簡単に「神」にするな、と言いたい。

 急に何故こういうことを書いたかというと、ネットでの音楽ファンの文章に頻繁に「神」が登場することのみならず、ある音楽ライターも恥ずかしげもなく「伝説」と書いていること(今日のライヴは「伝説」になるかもしれないなど)にあきれたからだ。

 批評家ではなく音楽ライターだとしても、音楽の情報を提供する人間がこうした判断停止の表現を使うことにびっくりしてしまった。

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