物音


HACOさんの久しぶりの「唄」アルバム「RISKA」
これがとてもよい。


 メンバーは恵良(真理)さん,江崎(将史)くん、稲田(誠)くん、坂本(弘道)さん、mamieMUさん,それとチャット(!)にYukoNexus6さん、一楽まどかとあるのは一楽さんの娘さんかな?

 恵良さんのマリンバや坂本さんのチェロ等々その人しか出せない音をバックにアフター・ディナーの時以上にセンシティヴな歌が並ぶ。

 とにかく一聴して一番印象に残るのが江崎君のトランペットの音色。一つの音をプゥーと吹いているだけどこれ以上ないかのような音で印象に残る。popoでもそうだけど江崎君はよい音を出すようになったな。

 一番びっくりしたのが「リスカの磁界」という曲。この曲だけ電子音やノイズがほとんどの曲なのだけど、それでもその数々のノイズが歌ってるように聴こえる。ちょっと他では聴くことができないような空気感。

 もうひとつ印象に残ったのがパーカッションなどの物音的な使い方。譜面上の音楽としての音ではなく、物音的に挿入されるのだけど、それが単なる効果音などでは全くない。物音が立派に歌ってるのだ。

 同じような印象は「ココロージー」の新譜でも。これも物音が立派に楽器として成り立っている。

 「幽閉者」サントラでの飴屋(法水)さんの物音演奏とベクトルは全く違うかもしれないが、「物音」が音楽の中で確固として位置を築きつつある、というような気がしてならない。

 これは「グリッチ(電子回路中に現れる、接触不良などに伴う雑音などのこと)」が音楽として登場した10数年前のことを思い出させる。

 単純にグリッチ後が物音ということではない。グリッチによって開発された新しい音の組み入れ方が更に発展していったように思う。

 今、充分に完成されたこれらの音を聴くだけでもおもしろいけど、これはこれからどう変わっていくのかと思うともっと楽しみ。

 

“物音” への2件の返信

  1. 「RISKA」を早々に聴いていただき、ご紹介ありがとうございました。音の感触について端的に、また鋭いポイントで感想がくくられていて、とても興味深く読ませていただきました。パリ滞在中に日記を拝見して嬉しかったのですが、あまりの忙しさに書き込みが遅くなってしまいました。

    拙ブログで「RISKA」についてのフィードバック記事を抜粋でアップする予定ですので、もしさしさわりなければURLリンクさせてください。どうぞよろしくお願いいたします。

  2. HACOさん、こんにちは。
     
     いや、ただの感想文ですから、たいしたことは言ってません。

     URLのリンクはもともと公開しているblogなんで何の問題もありません。御自由にどのようにでも。

     それでは最後のFBIで。

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