ペンタングルの67年から73年の期間の4枚組ボックス。
67年から73年と言えばファーストからソロモンズ・シールまでの最も脂ののった時代のペンタングルだから内容は申し分ない。
disc1と2は既発のアルバムに未発表曲やシングルのB面等々。
disc3はスィート・チャイルドのライヴのほう(2枚組で1枚がスタジオ、2枚目がライヴ)の完全版。
※完全版とはいってもその日のライヴの完全収録ではありません。でも7曲追加だけでも完全版みたいなものだ。
disc4が各地でのライヴやTV、珍しいサントラからの録音。
なんと言ってもdisc3のスィート・チャイルドの完全版が素晴らしい。
あの最もいい時期の68年のクールなライヴが、リマスターでしかも完全版として蘇っているからだ。
disc4はうってかわって珍しいライヴが沢山。元々悪い録音を無理矢理デジタル・リマスターで蘇らせているせいか(とはいっても充分に聴ける音です。ブートみたいな音質ではない。)コンプかけすぎ気味の音質がペンタングルにとって珍しいのと、ライヴ自体も即興の部分が多い、ペンタングルの持っているクールな部分と対比できるようなアグレッシヴ名演奏が多くて楽しめる。
ペンタングリングやリフレクションといった曲に至ってはどちらも10分以上も演奏している。
もう一枚は名古屋のEttの3枚目「無茶の茶」。
先日のふちがみとふなと、Ettのライヴの際に購入。
このライヴは随分前から楽しみにしていたし、CDも少しでの早く聴きたかったから結構ワクワクして会場に行きました。
内容はもちろんとても素晴らしく、Ettの演っているときは、普段とは別の時間が流れているかのように取り込まれてしまった。
kei(というより古くからの関西音楽ファンにとっては元花電車の青柳くんと言っていいのかな?)のとても流麗なアコーステッィク・ギターと西村さんのとても伸びやかな声が会場中を満たしていました。
アンコールでのふちがみとふなととEttとまりえでの「ほちほちと歩く」では完全に心がどこかに持っていかれた。
「無茶の茶」はその「ほちほちと歩く」や今回のライヴでも印象的だった「最後の唄」のようなじっくりと聴かせるものから、「歯磨きの唄」のように楽しいものまでヴァラエティに富んでるけど、全体の印象としてとてもきれいでしっとりした感じがする。
60年代と2000年代の二つのアコースティックなアルバムだけど、どちらも全然時代に関係なく聴ける。


