PARA


PARAのCDを聴く。


 見る前は、誰が言ったか(メンバーか周りの誰かかは忘れた。)ペンギン・カフェ・オーケストラmeetスティーヴ・ライヒ。

 今まで2回見たライヴでは確かにそんな感じだった。

 でもこうやってCDで聴くとかなり印象が違う。

 その何ともいえない軽やかさはまるでハットフィールド&ノースやナショナル・ヘルスみたいだし、手数の多い千住くんのドラムはアルティ・エ・メスティエリのフリオ・キリコみたいな印象を受ける。

 でもそんなジャズ・ロック系のプログレ・バンドを例えに出すとPARAの本質を誤解されそう。

 ライヴではよくわからなかったツイン・キーボードの意義がCDではよくわかる。

 単純なフレーズの繰り返しの中にいろんな音の重なりが微妙に色合いを変えて展開される。
 ものすごくデリケートな音楽だ。単純で軽やかなリズムの繰り返しの裏の、音と音の重なり合いがとてもデリケート。

 ジャケット・アートに使われている山本さんの線画(一本の線が微妙に重なり合う)がその音楽を良く表している。

 バンド結成当初から目的と手段がはっきりしていたバンドなのだな、と思わせるジャケットだ。

 これほど中身をよく表しているジャケットもないかもしれない。

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