梅田(哲也)君からの届きもの、CDにするつもりで録音したという音源のCD-R。
京都芸術センターでのデモ録音。多分当日会場に10数台設置されていたフィード・バック・システムを内蔵したチューブのデモ録音だと思われる。
会場ではフィード・バック音が聴く立ち位置で干渉し合って、自分の居場所を変える毎にモジュレーションが変わって面白かったのだけど、こうやって録音されたのを聴くと、全く趣が違う。
しかしもっと気に入ったのはロンドンでのワークショップを録音したもの。
音具は何を使っているかわからない。フィード・バックを起こす大きな筒(これも見たけど音の出る仕組みがわからない)か、例の釜鳴りのお米の筒を使っているのか。
面白いのは付近の環境音(人の話し声や足音、それだけではなくて街にある自然なノイズ)が微妙にその音と呼応し合っているところだ。
梅田くんの面白いのは音の空間に対する配置、というか周りの音に対して自分の出す音をどう配置するべきかよく考えている(考えてなくて自然と出来ているのかな?)ところだ。これは演奏として誰かとセッションしたときにも思う。
フィード・バック音だけでは多分全く違ったものに聴こえると思うし、物足りないかもしれない。フィード・バック音がとぎれた時に環境音が聴こえることにより(フィード・バック音が鳴っている時も環境音は聞こえているのだけど)、どちらが主役の音か(能動的に出されている音か)わからなくなる。環境音も梅田くんがコントロールしているように聴こえてくる。
何らかの形で発表する価値のある録音ですね。と言っても聴いていない人にはわからないか。


こんにちは、ごぶさたしてます
音源はどちらもそもそもCDにしようと思って録ったものじゃないですよ
京都のそれぞれが短いのはアーカイブを目的としたためで、
いずれ静止画と連動して遊べるかも、みたいな気分で録ってあります
もうひとつは記録用に録ってあったのが後で送られてきたものですが
あれはロンドン大学の屋外広場みたいなところで、
最後の方は僕じゃなくてその辺にいた学生がやってます
ひとりづつ米を渡して、耳打ちしたりしながら
昼下がりで気分よかったのです
そうか、いや、作品化と聞いて勝手にCDと決めつけてしまったのかもしれません。
ロンドンでの録音、最後のほうが環境音との混ざり具合が絶妙に聞こえたのに、他の人がやっていたとは、なんかおもしろいですね。
私信の返事をここでするのは申し訳ないですが、梅田くんがCDというフォーマットや2チャンネルの限界を感じていることはなんとなくわかります。
もっといろんな形で発表できるようにいろいろ考えられたらいいですね。
その時にお手伝いできることがあればもちろん。
私信の返事にかぶせて申し訳ありませんが、ひとつだけ補足させてください。
CDやステレオ2chは単純に今自分がやってることを記録するのに適したフォーマットかという点に疑問があるだけです。
メディアそのものを限界を感じるほど突き詰めたことはありませんし、はじめからその枠を想定して作品を考えるのであれば、やれることはきっとたくさんあるだろうと思います。
ともあれ、おことばありがたいです。また何かあればきいて下さい。