YCAMでorchestrasその2

 内覧会の翌日。


 2時からの OTOMORCHESTRAの前に展示を見られるというので12時ちょうどにYCAMへ行ってもう一度orchestrasを見る。

 内覧会の時にはちょっと圧倒されてポカンとした感じだったので落ち着いてみようと思ったのだ。

 ゆっくり見るとやっぱり一階と地下の違いがおもしろい。一階はあまりに完成度が高くて逆にライヴ感がないのだけど、地下のこれ以上ないライヴ感との違いがとてもおもしろい。

 実は前日内覧会が終わってもう一度quartetsを見たのだが、ライヴ感がすごくて(なにしろ二つのカルテットが入れ替わり立ち替わり同じ瞬間がひとつもない演奏が聴けるのだから)展示なのになんで?と思ったものだけど、orchestrasの地下はまた全く別のライヴ感がある。別の音楽そのものじゃないのにね。

 2時からのOTOMORCHESTRA。会場の至る所でいろんな音が現れる。なかなか楽しい。でもどういう意図のもとになされたのかよく分からなかった。単にとっちらかっただけみたいに思えた。

 展覧会に行くという変な身構えを崩すには充分なくらい楽しかったのだけどね。縁日ぽかったし。

 いろんなところに行って色んな人の演奏を聴いたけどorchestrasの地下には階段に人が溢れていて二度入場を試みるもかなわず。他にも見逃した場所が沢山あったみたい。

 OTOMORCHESTRA中の地元小中学生の演奏も音遊びの会の演奏も楽しかったし良かったんだけどね。でもそれも含めOTOMORCHESTRAが単に展覧会に行くという見る側にある種の構えを崩すためのものにしかなってなかったように思えた。

 「音遊びの会」の演奏は今回は音よりも体の動きに目を奪われてしまった。

 中盤、マイクを持っていた男の子が声を出すのをやめて階段の縁に沿って歩こうとする動きに「あっ、きれい」と思ったし、プロの舞踏家の女性と女の子の絡み合った踊りは、訓練された動きとそれに絡み合う女の子の動きがそれぞれの動きを壊し合ったり通じ合ったりしていて、それでいて単にじゃれ合ってるみたいにも見えておもしろかった。

 また続きます。
 

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