昨日のとても行きたかったトクマル・シューゴのライヴはどうもひどい風邪をひきかけてる前兆のため断念。
今日の複眼ギャラリーでのプレLAFMS(ラフムス).展にどうしても行きたかったので大事を取った。
LAFMS(ロサンジェルス・フリー・ミュージック・ソサェティ)という、ロサンジェルスともフリー・ミュージックともなんの関係もあるようなないような、30年以上の歴史があるコミュニティのようでいてそうではないような、ゆるい集まりに関係したいろんな映像を中心とした展覧会。
LAFMSに関しては日本の第一人者、坂口さんのナレーションと共に1時から7時まで。休憩時間を除いても5時間以上たっぷりと。
しかし坂口さんがLAFMSのことをスロー・ライフなアヴァンギャルドと言ってましたが、これ以上LAFMSを表した言葉はないような気がします。
ノイズでもフリー・ミュージックでもフリー・ジャズでも現代音楽でも果てはコミック・ソングでもアート(アートという言葉はロックやジャズと同様各個人の思いこみによって成り立っているような曖昧な言葉になってしまったのでこういう言い方は危険ですが)でもないようなあるような、決して他にはないLAFMS周辺の活動はもっと知られるべきことだと思うので坂口さんにはいろんな意味で感謝します。
だってゼブやハーフ・ジャパニーズ、レジデンツ、スメグマのそれぞれごく活動初期から巻き込んで、おまけにビーフハートにジャケットを頼んだりとかまったくもって昔から不思議な人たちだったし、この印象はいまもってそのまんま。
LAFMSの中にはいろんなユニットがあるけど、特にairway(最近ようやく再発されたけど)の日本のノイズ・シーンの初期に与えた影響はとても大きいと思う。轟音ノイズというのもメンバーが普通に演奏しているものをライヴでのミキシングでノイズに変調するという手法も含め、当時としては(30年以上前)革新的でいろんな人にインパクトを与えたものだ。もちろん今聴いても全く古くはない。
airwayとル・フォルテ・フォーのジャパニーズ・スーパー・ヒーローを聴いて同じ人たちがやっているとはとても思えないでしょう。
ジャパニーズ・スーパー・ヒーローは世界最初のスクラッチ&サンプリングかもしれない。
とはいってもアホアホで、日本のアニメや怪獣映画のレコードをかけて意図的なのか偶然なのか分からない針飛びもありで、それをバックにゆる〜い「ジャパニーズ・スーパー・ヒーロー」というこれまたゆる〜いコーラスが延々続くというまったくもってアホアホな曲。
今回のLAFMS展、スメグマのライヴ映像だのエクテンド・オルガンの初ライヴ映像だの色々貴重な映像満載でおもしろかったのだけど、特に最高だったのがLAFMSに影響を受けた若い世代ということでのタランティズム(Trantism)という男女ペアの二人組。
これが大爆笑。ライヴ会場に台所のセットを作って(ちゃんとオーブンや冷蔵庫やレンジ台もある)コント仕立てで会話をしながら本当に料理をする。でもフライヤーやまな板の音や会話も変調させながら演奏(でも料理の音としゃべりなんだけど)してる。
これがまた立派に(?)ノイズ・ミュージックとして楽しめるのだ。
またあるときには二人で尼さんの格好をして巨大な流木をひっぱたきながら叫ぶだけ(これはライヴ会場大受けでした)。
他にもライヴ毎に趣向を変えているみたいでとにかくおもしろかった。合間にCMのパロディもあるのだけどこれも抱腹絶倒(ちゃんとDVDとして発売してるらしい)。
男はちょっとエリック・アイドル似の微妙な男前、女性はすこぶる美人(キャロライナーのメンバーで来日したことがあるらしい)、と見た目も含めてやってることのセンスといいこの二人音楽のフィールド以外でも活躍しそうな感じ。
今回は二度目のプレ展、将来本格的なLAFMS展を計画してるとのことで楽しみにしていましょう。
今日はベアーズでディーゼル・ギターのライヴもあったのだけどさすがに疲れて行くのはあきらめた。
能勢山くん、ごめんね。


石橋様
寒い中お越し頂きまして本当にありがとうございました。
何よりも観客の皆さんの熱心さには感服いたしました。
実は展示の順番をかなりインプロヴァイズしてしまいました。
ともあれあれこれとお見せすることができて良かったと思います。
反省点も在りますので次回はこの経験を活かそうと思っています。
坂口さん、お疲れ様でした。
すごくおもしろかったですよ。
本格的なLAFMS展、期待してます。