数は減ったけど、まだデモ・テープを送ってくる。
最近増えたのはある程度の完成品を送ってきて「おたくで取り扱っていただけませんでしょうか?」というもの。
「取り扱って」って言われても、ネット・ショップでもディストリビューターでもないのに意味が分からない。
もしかしたらサイトを見てもどういうところかわかりにくいのかもしれない。だとしたらこちらにも責任がある。やりたくはないけどサイトのトップにF.M.N.の説明が必要なのかも。
何故やりたくはないかというと、書いてしまえば限定されるし、しかもそもそもどういうことをやりたいか、なんて変わるしね。書いてしまえばその通りにしないといけない。そんなことは面倒くさい。でも不親切なのかなあ。
ショップやディストリビューターと勘違いをする人はともかく、デモ・テープを送るという行為そのものが理解できないところがある。
送ってくる人は「たくさんの人に聴いてもらいたい。」と必ず言うが、その気持ちは分かるけど、たくさんの人に聴いてもらうために全く知らないところに預けてしまう、という手段をとることが信じられない。
そういう人は大抵、デモ・テープ発送→インディーズで話題→メジャー・デビュー→音楽で飯が食える、みたいな流れを夢見ていて、しかもその夢の比重を音楽よりも、「有名になりたい」や「音楽で飯が食える」というほうに大きく置いているのに本人がそのことに全く気がついていない事が多い。
有名になりたかったり音楽で飯を食うことを目標にするのはそれはそれで良いのだけど、その手段がデモ・テープ発送というような、どこかの雑誌に載っているような手段しか思いつかないのは情けない。
ようするに音楽をやりたいのではなくて、ただの「俺を見て見て」君が多いのだ。
デモ・テープ自体の信用性に対する疑問というのは以前にも書いた。デモ・テープでなにがわかる?
礼儀も知らないヤツも多いしね。殆どが礼儀知らず。
挨拶文もなにもなしで複数の写真とMDに「きいてね(ハート・マーク)」とポスト・イットのメモだけで送ってきた女なんか、その写真にハナクソでも付けて送り返してやろうか、と思った。
もう結構いい歳になったのでそういうことはしませんが。

