レッド・クレイオラ イントロダクション

レッド・クレイオラ新作のイントロダクション、しばらく前に買ったけどじっくり聴こうと思って棚で暖めていた。


 その間には前記の京都大阪でのいくつかのライヴ、JBのライヴ(なかなか充実したライヴだったと思うけどどうかな?)や、美女5人が集まって誕生日のお祝いをしてくれるといった、もはやおじいさんの幸せのようなこともあり、なかなか聴く時間がとれなかった。

 ながら聴きやちょい聴きならできるけど、レッド・クレイオラの音楽はそういうことを許してくれない。

 音的に言ったら前作(と言ったってかなり前の録音なんで前作かどうかは不明、単にリリースの事実を知らなかっただけかもしれない。)のサントラ盤「JAPAN in PARIS in LA」のようなアコースティック感溢れるスカスカの音。(あー、こんな書き方をすると誤解を受けそうだ。レッド・クレイオラはアコースティックでもスカスカでもレッド・クレイオラなんで。)

 しかしレッド・クレイオラに関しては個々の作品比較なんかしてもしょうがない。その時々でのレッド・クレイオラが一番重要なんであって、どのCDが良い、とかいってもそれは単なる個人の好みを言っているだけでしかないように思う。

 「Hazel」が多分一番人気だろうし、個人的にも好きだけど、それは単にメリハリがはっきりしていてキャッチーなメロディがある、というだけのことだろう。

 今回、日本盤には歌詞と対訳がついている。初のことだと思っていたら、レッド・クレイオラ・ファン・サイトの梅田さんから「カンガルー?」には裏ジャケに歌詞が載っていて、日本盤には対訳もついていたことを教えていただく。
 そうか思えば初レッド・クレイオラは「カンガルー?」だったと思う。でも今はもう持ってないし輸入盤だったしなー。

 それでその歌詞。読めば読むほど謎は深まる。2曲目の「Breakout」では唐突にフォークのスタンダード・ナンバー「Will the circle be unbroken」から始まるし、歌詞の「ノマドはモナドにたどり着く」の一節は駄洒落だけどモナドがどの意味だとしても、その歌詞の意味について考えてしまう。

 これは訳者は苦労しただろうな。今度会ったら聞いてみよう。
Will the circle be unbrokenの訳もthe circleの捉え方で随分意味が違ってくるから。

 メイヨさんはレッド・クレイオラはロックン・ロールだから、と言ってたけど、こんな音楽がロックン・ロールなわけはないでしょう。多分その時代に一番ヴィヴィッドに反応している音楽がロックン・ロールだということではないかと思う。

 日本盤での湯浅(学)さんの解説もすばらしい。歌詞と合わせて読むことを勧めます。
これほどその音楽を言い表した解説はないでしょう。ライナーでも注釈でもない「解説」です。
 解説中の「音楽それ自体が本だった。」、そういえばレッド・クレイオラの音楽は本みたいだ。歌詞がわからなくても。

 とにかく買うならば日本盤をお勧めします。

“レッド・クレイオラ イントロダクション” への2件の返信

  1. 石橋さん こんにちは junです
    なんだかバタバタしてて、結局ちゃんと見てなくて…
    今、読みました
    会心の出来だ!ってことはまずないので
    送ってもらってもしばらくは怖くて読めないことが多くて。
    will the circle….はそうだったんですか…
    メイヨさんらしいフレーズだなあ、で終わっててきちんと調べてませんでした。でも、宗教的な意味があることを知って、circleを「絆」と訳してしまうと、メイヨの問いかけの意味が変わってしまいそうです。。。unbrokenは「閉じる」の意訳とした方がよかったのかなあ。。。「指示代名詞やその他の曖昧な部分が様々に解釈され得る豊穣さを、歌詞を提供しなかったことで否定してきてたんだなあ」とのコメントをいただいてたので、あまり意訳はしないように心掛けた(いつもたいていそうですが)のですが。。。何かあったらまたご指摘ください!

  2. 純ちゃん、こんにちは。

    そうかそういうコメントをしてたのか。なんか、らしい、と言えばらしいですね。

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