ジャケット

 先日、京都のことなら何でも知っているライターのマキちゃんとちょっとした用件で吉田屋で食事。

打ち上げ以外での吉田屋は久しぶり。こっちで手に入るモノとは全く違った豆鼓や白菜の塩漬けや謎の植物の実(蓮の実?)という台湾産の数々の調味料を使った豆腐炒めがものすごくうまかった。
ちょうどマキちゃんが某有名豆腐のレシピ本を出すという話しをしていたところだった。しかしこの料理は普通の家庭では無理だな。

そうこうしてるうちになんだか喧嘩が強そうな人が入店してきた。松本弦人さん。女将に紹介された。吉田屋の意匠も弦人さんデザインです。

そのうち弦人さんにもデザインを頼むこともありそうだと思うのでお会い出来て良かったです。実際に顔を合わせてるとなにか話を持ちかけるときも進めるときも全然違う。
今はメールで何でもすむので一回も顔を合わせなくても一緒になんかできるけどやっぱり実際に会うと全然違うのだ。

音楽がデータ中心になってCDのジャケットのレベルも下がってるような気がする。特にかなりキャリアのある人が久しぶりにリリースするとき、どうせ買う人は買うだろうと言ったような手抜きのジャケットが目立って哀しい。

ビル・フェイやディヴ・メイスン、スチュワート&ガスキン等の人たちの新譜のジャケが恐らくオンデマンド印刷でpcのモニターのみのチェック、一度もプリント・アウトしたもので色校正を行っていない(本当のところはわからないけどね)ようなへたれジャケなんでがっくりきた。

CDを手に入れてジャケットをみてうわ〜と喜ぶのも楽しみなのに。どうせCDを出すならジャケットもいい加減なところで妥協しない方が良いと思うけどな。でないと余計に自分の首を絞めることになると思う。

この間、大友(良英)さんと京都であったときサントラ・シリーズの話しも少し。春には大友さんの予定も少し空くみたいなのでそれから作業に入り早ければ夏遅くか秋には第一弾をリリースします。

しかしジャケットが難点なのだよなー。映画のスチールは権利が高くてほぼ使えない。シリーズにしたいからジャケットもある程度統一性を持たせたい。

で大友さんとも「ジャケットどうする?」

サントラ・シリーズと言えば武満徹のサントラ・シリーズの和田誠のイラストがすぐ目に浮かぶ。あのイラストが良いかどうかは別にしてサントラ・シリーズと言えばすぐにあれを連想する。

あんな風なシリーズ・ジャケにしたいなという気持ちがある。

デザイナーのrui-Dに話すと早速おもしろいアイデアを出してくれました。まだ具体的じゃないけどね。ちょっといろいろ考えよう。

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