大文字焼き?

 もうすぐお盆。京都は有名な送り火でまた人がいっぱいになる。


 よく「大文字焼き」とTV等で紹介されるけど「大文字焼き」などとは決して言わない。「五山の送り火」が正式名称だ。

 京都来たての頃よく「大文字焼き」といって京都人にバカにされたものだ。

 ちょっと口の端をあげて「ちゃいますえ」「ちゃうで」と軽く言われるだけだけど、心の中は「”大文字焼き”やて、どこの田舎から来てはんねん、都のことは知らはらへんねんな」とまるで書いているみたいに顔に出る。

 だから京都人はTVとかで「大文字焼き」と紹介されても苦情を入れたりすることはない。「ああ、京都のことを知らん田舎の人が勝手にゆうてはんのや」というくらいのもの。

 というようなことを書くとまるで京都が嫌いみたいだけど、実はそうでもない。京都人のイヤミに慣れればこれほど暮らしやすいところはないかもしれないとも思う。
 
 なにより自転車でどこでも行けるし、碁盤の目の通りの曲がる角を毎回変えれば行き帰りも毎回新鮮だし。

 とはいえこの暑さ、自転車で外に出るのはためらってしまう。

 注文が来たということでパララックスへ納品に行ったが自転車でなく電車で。
 
 結局売り上げより買ったCDの代金のほうが多かった。
 
 もう廃盤らしいハフラー・トリオの「exactly as I do」やsonerノンちゃんやpinon-pinon純ちゃん達とプチ・ブレイクしているgoldmundの新譜やbiotaの新譜やこの間来た秋山徹次さんとノルウェー勢のカルテットとか。

 でもハフラー・トリオはクーラーの音と紛れるからエアコンを使わない秋まで聴けない。

 その後また電車を乗り換えてストック・ルームの山本精一画展へ。歩いても行ける距離だけど刺すような日差しにめげた。

 前にも一回行ったけどかなりの絵が追加になっていた。はっきり言ってうまいのかへたなのかまったくわからないのだけど妙におもしろい。大男がさなぎ屋でさなぎ(虫のさなぎ)を買っていく絵とかなんのこっちゃと思うけど変に物語を感じる。しかしさなぎ屋って?

 そんな絵の中に時々どきっとするような絵が混じってる。どうもそのドキッとするところは人それぞれ違うようでお買い上げの印の付いた絵を見てみるとどうも自分にはわからないものもある。

 しかしやっぱりそんな風に人にアピールできるのはやっぱり才能だろうな。

 一つ小さい絵を買う。2000円。安い。これもどうして今まで残っていたのかと思ったけど他の人にとってはドキッがなかったのだろう。

 前から気になっていた「リスボンの夜景(行ったことないけど)」という不思議な絵は残っていた。買おうとは思わないけどどうにも不思議な絵で気になる。またどこかで画展があれば出品されるかもしれないので覚えていたら見てみてください。なんかすごい変。

“大文字焼き?” への4件の返信

  1. こんにちは。リスボン、僕もすごく気になります。
    すごく惹かれる、けどなにか手が出ない・・・

  2. こんにちは、あの絵、真ん中の通りを通ってる機関車トーマスみたいなものは一体なんなんでしょうかね?

  3. わたしは自分が欲しいのがけっこう売済みマークで
    やっぱりそういうものなのかと思ってました。
    リスボンのもものすごく気にかかりました。
    病院の待ち合い室とかに何気なくかかってて
    ふと気付いたりしても気になるでしょうねー
    できればあのままずっとあそこに
    貼っといて欲しいなあ
    石橋さんがどれ買われたのかも気になります…

  4. 返事、遅れた、ごめんね。買ったのは母親(と思われる)の足下に子供(と思われる)がいる絵。墨一色に後でちょっと色を付けた様な感じで全体になんか丸っこい感じの絵です。

    雑誌の挿絵みたいですぐ目を引いた。でも目立たないところにあった氏見過ごす人も多かったかも。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。