beirutの2作目、相変わらず絶好調の好盤。
聴いていたらなぜだかバンド・オブ・ホーリージョイを思い出した。
beirutのどことなくざらついた録音は、特にストリングスやホーンのざらざらした感触が、まるでどこかの異国の街角で流れる(たとえばラジオとか)音のように聞こえることがあって、それが余計にある種ノスタルジックで無国籍な異国感を呼び起こすのだけど、その感覚がスティーヴ・ベレスフォードがプロデュースしていたポップ・バンド、バンド・オブ・ホーリージョイに似ていると思った。
ソロ、そして 49アメリカンズ、オルタレイションズ、それにbeadレーベルでの作品などいくつかのプロジェクトでベレスフォードは独特の録音をしている。
カセット録音なのだ。でも録音している部屋の広さと奥行きを妙に生々しく感じるのにどことなく音がざらついているとても気になる録音。
とても気に入ってる音なのだ。
その音で録音された(もちろんカセット録音)ポップ・バンドがバンド・オブ・ホーリージョイなのだ。
ざらついているのに妙に知らない街の広さみたいな物を感じさせる、妙にノスタルジックな音がbeirutを聴いて思い出した。
CDがあまり普及していなかった時でLP1枚(もう1枚出てるはず)とシングル数枚はいまでも愛聴盤だ。
シングルのジャケットも、モノクロ写真をカラーリングしたもので、どことなく裏に物語をかんじさせるところもbeirutのジャケットと似ている。
バンド・オブ・ホーリージョイはベレスフォードが関係しなくなってから確か2枚ほどとてもつまらないCDを出していたと思うけどその後はどうなったんだろう。
ベレスフォードがプロデュースしていたのは全部アナログ・レコード、しかも全てがかなりマイナーな小レーベルからの発売だったから再発の見込みもないだろうな。
ベレスフォードに会ったときにバンド・オブ・ホーリージョイのことを聞こうと思っていたけど忘れてしまったな。


