Filament@法然院とI.S.O.(YCAM)

 蒸し暑い。この季節の京都は本当に蒸し暑い。脇に大豆を挟んでおけば夕方には納豆ができあがるくらいむしむししてる。

 この季節に法然院でFilamentのライヴ(明日30日)。屋根はあるけどほとんど野外だ。
 FilamentじゃなくてI.S.O.だけどYCAM(山口情報芸術センター)からリリースされたライヴ盤を改めて聴く。


 これも常栄寺というお寺の雪舟庭(屋根はあったらしい)での野外ライブ。

 これがおもしろくて今でも結構繰り返し聴いている。

 ある周波数の音に多分犬笛のように反応して、遠くの犬がまるでサンプラーのループみたいにずっと吠えているし、後半では鳥が飛んでいるらしき音もする。

 ロハスっぽくておもしろい、ということではなくて、自宅付近の実際のリアルな音とI.S.O.の音、そして犬の声等のライヴ会場の外の音を同時に聴いてしまうからだ。

 遠くから聞こえる工事の音や車や雑踏の音(実際の音)、I.S.O.の音、犬の声、が何ともいえない空間の広がりを作ってくれてとてもおもしろい。

 何ともいえない空間の広がりの中で距離感のないサイン・ウェイヴがまた全体の距離感を歪めてくれる。

 I.S.O.の音に集中してるはずなのにいつの間にか遠くの犬の声を追っていることに気がついたり、突然カ〜ンと聞こえるうちの近くの工事現場の鋼管の音に耳をそばだてたり、とか。

 だけどずっとI.S.O.の音は聞き続けてるのだ。

 映画を見るとき、映画館ではスクリーン全体を見るのに、家のモニターで見る場合に周辺の家具を意識しないようにするため、かえって画面の一部に集中して画面全体を見なかったりするけど、それとどこか似ているような気もする。

 CDのI.S.O.の演奏に集中しているはずなのに、録音場所の外の音やCDを聴いている外の音にも同時に耳をすましてしまう。

 でもずっとI.S.O.の音を耳が受け入れ続けてる。

 

 明日のFilamentのライヴも普通の会場とは違い、開け放たれた場所だけに色々な音と一緒にどう聴こえてくるのか、とても楽しみにしている。

 
 あっ、同じ日に西院ウー・ララでHemlenのライヴもあるのでそちらもよろしく。

 

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