2番目にEivind Lonningと Espen Reinertsenのデュオ。
二人とも何種類もの倍音を使った演奏。最初のパートは短い(30秒ほど)音を同時に、次のパートは二人ともノンブレスで倍音を調節しながらの長い持続音(3分ほどか?)の演奏、最後のパートは極々短い音を絡み合うように演奏。
多分ちゃんと作曲されたものだと思う。二人の倍音の調節具合によって音程が変わるように聞こえる。別にメロディやはっきりしたリズムがあるわけではない、音で言えば「ブー」と「ボー」と「ピッ、プッ」だけなのだけど恐ろしく複雑で豊かな音を聴いた。すごくおもしろかった。
すごい技術を持った二人だと思うが、こういう演奏を聴くと「演奏」と「音を出す」ということの間にある「技術」がどういう意味を持つのか、考えてしまう。「幽閉者」ライヴでの飴屋さんの「物音」演奏を聴いたときにも思ったことだ。
Lars Myrvollはトラブルでギターが弾けなくなったということでラップトップのみの演奏。最近ラップトップでの演奏には食傷気味。というのもインターフェイスの問題なのかどれを聴いても音が薄っぺらい感じがするのだ。
今回膝の上に載せて若干斜めに身を構えて演奏してくれたおかげで手の動きを見ることが出来た。
おかしな話だが手の動きが見えるだけで同じラップトップの演奏でも随分印象が違った。
なんか「手作業」っぽく聴こえるのだ。
「演奏」している「行為」が見えただけで音も変わって聴こえる?どういうことだろう?
最後は4人でホーン3人と秋山さんのギターの音を対比させたかのような曲。恐らく全て作曲された音楽。最初と最後の曲の構造が似ていたから、恐らく全ての曲が通して聴かれることを想定して書かれたものかもしれない。
この4人で録音されたCDもあってそのCDの再現だということだった。
手ぶらで行ったためCDは買わなかったけど、秋山さんが「パララックスにもおきます」と言っていたからそこで買おうと思って翌日行ったらまだなかった。

