ネットと音楽、匿名

 大友さんがmyspaceでのかたり大友ページに困惑していることをjamjam日記やmixiで書かれています。

 mixiやってる方はmixiでの方がよく分かるかも。


 しかし、ひどい。

 一応非公式のファン・サイトと小さくは但し書きはしてあるけど、そうならなぜ音源を公表しているのか?

 大友良英のマイスペースと誤解を受けるような詐欺まがいのページを作っている以前にそこが疑問。

 非公認のファンが勝手にネット上に他人の音源を公表できるようなサイトを作ることができること自体が問題だと思う。

 CDを作っている立場から言わしてもらえれば、ネットで聴かれることを想定して作ってはいないから、ネット上で視聴されることは大変抵抗があります。

 一時期色々迷いもあり、いろんなサイトの要望でネットで聴けるように音源を提供してきたこともあったけど、もういいや。

 ネットでしかも1曲だけ聴かれてもこちらが考えてる音楽の実態に結びつかないような気がして。

 こちらの思う音楽の実態とはなにかというと、やっぱりジャケットを含めたビジュアルだの、他の曲との対比によるアルバム全体の空気感だの、pcやipodでもそこそこのステレオでもなるべくこちらの望む音が再現できるように考えた音作りだの、かな?もっと重要なことがあるような気もするけどすぐ考えつくのこんなところ。

 ネットで1曲だけ試聴されてもこちらの作ったものじゃなくて、幽霊を聴いてもらってるような感じがする。

 ネットでは匿名で何でもできるから幽霊みたいな実態のない空気みたいなものでも大丈夫なのかもしれない。

 本名じゃなくてもその人個人が見えるならば問題はないけど、発言者や行動を起こす個人が全く見えない仕組みを利用してやることなんか幽霊みたいなカスカス感が満載だ。

  このことはネットで公表することを最初から目的としている人たちを非難しているのではないですよ、念のため。

 作ってる側の制作意図と全く違うようなプレゼンテーションが制作者の全く知らないところで行われていることと、それが可能な未発達のネット社会が問題だということです。
 
 もっと問題なのはその未発達のネット文化で、音楽の聴き方などのものを受容する人間の感覚自体が変容してきていることだと思う。未発達で礼儀知らずのものに影響されているのだ。自分も含めて。

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