梅田哲也×大友良英×細馬宏通、鼎談

というのに先週土曜行った。

 ほぼ梅田くんの正体を解き明かす、みたいな鼎談だったけどたいへんおもしろかった。


 特におもしろかったのが、制限をつけることによって体験の幅が広がるのではないか、という梅田くんの発言だった。

 これは、”たとえばCDやレコードなど記録された音源を提供するときに、その音源が発せられた時そのままの状態を再生もしくは追体験することは不可能である。
 もし発せられた状態と同じ状況で聴いてもらうためには、部屋の環境や時間による体の移動等の細かい設定が必要であり、仮にそうすることが出来たならば体験も拡がるのではないか。
 (もちろんそうしたとしても発せられた状況と再生される環境とは違うので完全な追体験にはならない。)
 むしろ追体験させるということよりも、そういういろんな制限を加えることが体験の幅を広げることにむしろつながるのではないか、そう言うことに興味がある。”という趣旨の発言だったと思う。

 深く考えもせずにCDを人に提供してる人間にとっては、とても新鮮な発言だった。

 また他の二人も言っていたけど、梅田くんのやってることを他人に説明するときに、例えば「米を炊く」としか人には説明できないけど、実際見るとその言葉からはとても想像できないような状況がいつも生まれる。
 しかし言葉にすると「米を炊く」としか言えないのだ。このギャップがなんともおもしろい。

 いろんな意味の良いゆるさというか、いろんな、例えば自分の想定外の事象も全てその場で受け入れることの出来るようなスケールの大きさを元々梅田くんは、持ち合わせているように思う。
 それがどちらかと言えば美術畑の人なのに演奏家としても優れている所以だと思う。

“梅田哲也×大友良英×細馬宏通、鼎談” への2件の返信

  1. 梅田くん、おもろいですよね(笑)。
    大友さん、細馬さんという日本の両巨頭(なんの!)を迎えてるとこもいいなぁ。

    梅田くんの面白さは、体感しなければ分からないということが一番あったりするんですよね。彼のCD作品はまだ聞いてないんだけれど、基本的に現実と彼の創作を補完するようなツールなんじゃないかなと思ったりしています。

    個人的には、あるとき酔っぱらって朝起きたら、会ったこともなかった(いや前日会ってるけれど酔って忘れてた)梅田くんの部屋やって、そこにはスピーカーとツマミと100円ショップグッズに溢れていたという奇なる状況だったことが、もっとも幸福な梅田くんとの出会いだったと思っています。

  2.  こんちはー。
     
     梅田くんの部屋かー、おもしろうそうですね。

     対談では梅田くんの音をCD化するヒントみたいなモノももらえました、と思う。今のところはCD化するかどうかはわからないけど。機会があればしたい。

     でもimprovised music from japanからのCDはやっぱり今のところベストでしょうね。

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