ベストなんとか、とか決めるのは意味がないとは思うけど、今年聴いたモノでダントツで良かったのが、
teasiの壁新聞。
とにかく素晴らしい。
下記記事にコメントも寄せてくれてますがこのCDを出した福田さん小田君のmapの今年の活躍も注目でしょう。
だから余計に小田君の発言を考えてしまったのだ。
Songs in the key of Zの翻訳もでたみたいだし買おう。
それと今年自分にとって一番の問題作がラドウ・マルファッテイのtokyo sextet(electronic version realized by Taku Umani) 。
これに対してどういうような「聴く態度」をとっていいかわからない、なのに非常に気にかかり数回聴いてしまった。
ぶ〜という音がなんの音程の変化もなく、数分おきに不規則に鳴るだけ。しかもこれは作曲されたものなのだ。
宇波君に「これは今年最もどうして良いかわからないCDだった。」といったら「有り難うございます。」となぜかお礼を言われた。
これと梅田くんからもらった梅田くんとダンスの共演のDVD。
両方ともどういう態度で接して良いかわからないにも関わらず大変気になってしまうひっかかりがある。
それがどういうものであるかを知るために、音楽本などではなく細馬さんのいくつかの文章を読む。
細馬さんの視点は、例えば指し示す者と指し示される者の間には必ず指し示されたモノがある、という当然のことをちゃんといつもちゃんと考えている。これは音楽関係の文章には実はそう無い視点なのだ。
まだまだ、どこに引っかかりを感じているかの回答は得られないが、新しい次の視点を得られそうな予感のするCDとDVDなのだ。